無人島、何を持って行くか問題


無人島(夜は)

人類における永遠のテーマに挑戦した。
した? してない。いや、したな。

無人島に持って行くものを無人島で披露してきた
元旦に公開されたデイリーポータルの記事。
リンク先に飛ぶ際には、ぜひ「自分なら?」とご一考いただきたい。真剣に考えてみたら意外と悩むのだ。
7人で向かったのだが(この人数でなら無人じゃないだろうという愚問は遠慮していただきたい)、これがけっこうてんでバラバラだった。

私のテーマは「美」だ。
たとえ死体になっても、発見時に美しくありたいという壮大なロマンがつまっている。

ネタバレすると、スノッブだった作詞家の安井かずみがどこかに書いていたかなにかで、「その執着心、スゲー!」と思ったので印象に残っていたのだ。(森瑤子だったかもしれない)
実際は持っていないので、当日、新宿駅構内にある店に飛び込み
「一番安いやつくださいっ!」
と言って購入した。
電車1本逃すと大遅刻というスリルのなか、私の緊迫した状況を察知したのかカウンター内にいたお姉さんが猛ダッシュでフロアに駆け出して
「コレですっ! 500円です!」
と、目の前に突きだしてくれた。


トンビに見せつけたし、トンビばかり撮っていた

店がやってなければメガネにしようと思っていたし、本当に持って行くとしたらメガネなのでロマンのカケラもサラサラないのである。

無人島といえば、私にとっては映画のキャスト・アウェイだ。
リアルに経験したことがないのでわからないけれど、今考えられる範疇でいえば、なにが恐ろしいってやはり孤独ではないかと思う。
なので、もう少し準備期間と金があれば、ラブドールかリアルな人形を作って「ウィルソン」という名前を付けたかもしれない。


見どころはトンビです

今回の最大の主人公は、何をおいてもトンビだろう。
記事を読んだのは電車内だったが、何度も同じページを読み返して笑いを堪えるという耐久ゲームのようなことをやっていた。

ショップのおねえさんもグッジョブだったが、トンビもグッジョブ。期待を超越する演技(本気)をやってくれて心から感謝したい。

ところで、無人島へは伊藤ちゃんも行くかも? 的な話になっていたのだが、記事を読んで「やっぱり行けばよかった」と悔しがっていた。

では何を持っていくかと訊いたら、一瞬も躊躇せずに「ヒモ!」と答えたので、(何を言ってるんだ…あいかわらずワケのわからんことを……)と思っていたのだが、その理由が今日になってわかった。
4年前、私たちは「秋川を無人島だと思っていかだを作ろう」というバカげたことをやって、記事内で「無人島にひとつ持って行くとしたら何かと訊かれたら、紛うことなく『ヒモ』と即答したい」などと書いていたのである。

伊藤ちゃんはああ見えて、かなり記憶力がいいので油断ならない。

無人島に持って行くものを無人島で披露する - デイリーポータルZ




伊藤ちゃん、さらに物持ちも良い。
ここで注目してほしいのは、演歌になってしまった着替えシーンではなく、川用のシューズにしている「次男が5年生のときに履いていた上履き」だ。