アイドルは永遠のおんなのこ

 f:id:asobi:20180202220213p:plain


同級生の男子たち(と言ってもすっかりおっさんである)が、才色兼備だったミキの話題をふってきた。
「年賀状だけのやりとりならしてるよ。まだ独身みたい」
そう言うと、会いたい会いたいのコールがはじまり、かつては苗字で呼んでいたくせに、なんの許可も得ず「ミキティー」などと呼びはじめた。
なんだよミキティって。どこのどいつだよ。

「お前しかいないんだからさ、連絡してくれよー」
そう言われましても。
んーアドレスは書いてなかったような気がする。最悪、携帯番号が載っていればいいか……と思っていた。

それにしても、いったいどういうことだろう。
たしかにかわいらしい女子ではあったが、女らしいところはひとつもなかった。色黒で筋肉質で、おまけに声も低い。自然体でサッパリした性格だったし、女子からの評判もよかった。運動神経も抜群で、なにより賢かった。
みんな何? そんなに好きだったの?
そうじゃない、とにかく呼べと言うのみ。

年をとったからと言っても、恋愛経験積んだからと言っても、同級生男子たちの気持ちはさっぱりわからないものである。

さて、彼女からの年賀状にはアドレスも携帯も明記はなかった。
じゃしょーがないか、と、彼らが忘れるのを待った。

そしたらもう翌日にはLineで攻めたてられる。
これじゃあ私が悪者じゃないか。
わかったわかったわかりました。

というわけで、年末に年賀状を出し、年明けにその返事をもらい、また改めてハガキを出すという江戸時代のようなことをしている。私は飛脚か。