砂糖大好き人間の、メリットデメリット



喫茶店でコーヒーがきた途端、いきなり私が話を中断して相手のコーヒーを凝視しはじめたので、なにかまずいことを言ってしまったのでは…と、恐怖に震えた方がいました。
ただ心の中で、スティックの砂糖を見ながら(この人、砂糖入れんのかな…)と思っていただけなんですが、イチャモンをつけそうな顔をしていると何かと不便です。

ラニュー糖がシュガーポットで出てくる喫茶店が好きです。純喫茶はほとんどコレですね。いい喫茶店かどうか、この砂糖目線でチェックしているくらいです。
私は甘党かつめんどくさがりやなので、スティックタイプの砂糖は本当にうっとうしいのです。

まずは、ソーサーに乗っかったスティックシュガーを確認してから
「すいません、あと4本頂けますか」
と言わなければなりません。(これでも遠慮して4本です)
言うのはいいとしても、いきつけの店以外ではぜったいのぜったい、と言っていいほど聞き返されます。
「は? 4本ですか、4本?」
これぞケゲンという怪訝顔や、信じられないという顔ならいいのですが、あからさまにイヤそーな顔をする人もいます。
「こいつにおちょくられている」
「家に持って帰る」
などと思うのでしょうか。あれらはどうせバイトなので、もったいないという意識が働くはずはないのです。私だって、遠慮がちに言ってるじゃないか。



記憶力がどうかしてる私でも、友人一同の砂糖摂取量だけは完璧に覚えています。
すでに認知症の初期症状もでているというのに、これだけは自慢できる。もしも砂糖摂取量記憶選手権などがあればチャンピオンになることまちがいなしです。

よって、店員がコーヒーを運んでくる途中ですかさずスティックだということを確認したら、瞬時に同伴の友人が砂糖を入れる人か入れない人をふまえて的確にスティック追加注文するわけです。これはだいたい1秒くらいで判断できます。
生活の中で、脳細胞(かつ神経)が活発に働くのはこの瞬間くらいですね。

例えば、1人一杯コーヒーを注文したとします。
A子はゼロ、B子は1本、C男がゼロだったら、A子とC男のスティック2本は確保できますから、全部で5本にするには追加2本をお願いすればいいわけです。

こうして一連の流れがすんだとしても、まだここで私は5本のスティックシュガーの一気開け(これも特技)をして、そのゴミをまとめなければなりません。これらは折り畳んでソーサーの上に置いても落ちたりしますから、大抵はバッグに入れて持ち帰ります。冬は手ぶらなのでポケットの中ですね。
なので、私のカバン、そしてポケットのほとんどは、スティックシュガーのゴミだらけと言っても過言ではないでしょう。過言です。あとザラザラしています。

もしもカバンを拾ってその中がザラついていたら……落とし主は私ですので返してください。
砂糖大好き人間は、店員に訝しげに見られる、砂糖にかかる食費がハンパないなどマイナス点もありますが、このように、カバンやコートをなくしても安心というメリットもある。プラマイゼロです。