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Weekly Teinou 蜂 WomanにUPした記事内テキスト抜粋Blog

下腹部ダイエットのいいやつ教える

体重が60kgになった。つい先日健診をしたときは58.3kgだったが大差ない。もう60で過言ではないだろう。体重計に乗りこの数値を見たとき、以前の体重がわからなくなるくらい驚愕した。せいぜい53,4ではないかと高をくくっていたからだ。しかも数年前に激ヤセしたときには40kg台だったのだ。人間ってそんなにいきなり20kgも増えるものなのか? 米にしたら10kgの米袋がふたつだぞ? そもそも重たすぎて持てないじゃないか。

 
たしかに衝撃的ではあったが体重は問題ない。わたしは身長164cmだし、肉が付くことにそれほど抵抗はない性格だ。むしろ、胸は腫れてほしいし顔も丸みがあったほうが好みである。大事なのは腹囲だ。もしかしたら増加分の20kgすべてお腹に付いたのではないかと思えるほどのボリュームになった。侮っていたがこれは大問題だ。なにしろ履けるズボンやスカートがものの見事に限定される。せっかくおそろいのブラ&ショーツも台無しなのである。

これにはわたし以外の友人らも驚いたようだった。まずはジムを薦められた。通勤をウォーキングにしろと言われたり、ヨガや筋トレなどの意見も出た。飲み会ではお腹をなでられたり突かれたり掴まれそうになったりというセクハラまがいの行為が続出した。胸や尻はNGだが、お腹はいいと思っている人のなんと多いことか! 同じ肉だぞ。

かといって、ジムなんて3日も続かないのはわかっている。歩いて通勤などすれば、そのまま引き返してしまうかあっさりタクシーに乗ってしまうだろう。手っ取り早く、家でジャックナイフという腹筋をしてみたが、せいぜい10回程度で挫折してしまう。もうこのお腹を攻略する術はないのだろうか……と思っていた矢先、腰痛持ちの隣人が、
「カベに背中全体を押し付けるのってけっこう苦しくてできないんだよね」
と言いだしたのでわたしもやってみた。(腰痛改善法だそうだ)

お。
たしかにキツい。とくに女性はお尻がジャマをして、腰あたりをカベにベターっと付けるのは苦しいのだ。しかし、やってみるとわかるのだが下腹部に異常に力が入る。ものすごく『腹筋に効いてる』という気分になる。実際に効いているにちがいなかった。

こ、これだああーーー!
このまま意識して下腹部に力を入れながら歩けば、徐々にではあるけれども腹筋が付きお腹が凹む気がしたのだ。たいして歩かないわたしでも、これなら毎日続けられるじゃないか。案の定翌日には筋肉痛になったが、これは効いてる証拠ではないのか。スゲー! 意識スゲー!

まず姿勢がよくなる。そのため背も高く見えるだろう。胸を張るので大きく見える。歩き方もスマートだ。こんないいことってあるのかーーっ! どうして今まで誰も教えてくれなかったのか腹が立つくらいだ。ひとつだけ言うなら、ヒップアップには逆効果かもしれない。けれどもいいとこだらけなのだ。尻なんてどうでもいい。

日常的には断然イスに座っている時間が長いので、そこで腹筋を意識できればいうことナシなのだが、元来ダラダラとしているわたしにはまだイス腹筋には着手できていない。だが少なくとも半年後には、立派な腹筋を手中(腹中)に収めることになるだろう。気になっている方にはぜひ試していただきたい。まずはカベに背中全体を付けるところからはじめるといいと思う。

で、まったく関係ないけれども、今日、クリーニング屋のおばちゃんに
「アナタ、いつもユニークな顔してるわね、わたしアナタがくるの楽しみなの」
って言われて、おばちゃんあっさりとスゲーこと言うなあ~と思ったら、「顔」じゃなくて「かっこう(服)」のことだった。よかった。いや、よかったのか。どうなんだろう。