やまうちたかしの縄文ヤッホーとTETOKAの想像力ヤバいって話
やまうちたかしさんの縄文ヤッホーを観に行った。
河原で焼いた、大小さまざまな土器や土偶、そして絵を展示・販売している。
彼の作品は、立体でも絵画でもどこか園児が帰り道に拾ってくる石ころみたいなあたたかさというか、素朴というか朴訥としたものを感じる。
スモックとか、園児服のポッケからでてきてもおかしくない。
やまうちさんを知ったのはかなり昔のことで、きっかけがなんだったのかはさっぱり覚えていない。
美術関係ということも当初は意識してなかった。
ただ、Blogの普及前からなんだかセンスのよいサイトを作っている、とんがった(アイドル)オタクがいるなあ…という印象だった。
彼が夢中だったアイドルがいったい誰だったかは完全に忘却しており、当の本人までもまったく思い出せないという。
ギャラリーの方や友人が「誰だろう誰だろう」というので、私は渾身の力で脳内を振りしぼってみた。
顔のイメージと関連ワードだけが浮かんでくる。
・カレー
・三文字
・顔がパンパン
・弟
・日本人じゃない
これでわかった人います?
まあ考えなくていいんだけど、しかしいるのである。
この連想フレーズだけで、友人のまーさんが見事に言い当てた。
「ソニン!」
それだあああああああー!
誰だろう?
と考え始めてから、およそ2時間後くらいのことだった。
それにしても。
あれだけアイドルオタクの印象が強かったのに、本人がてんで思い出せないという事態にはおどろいた。言及していたのはほんの一時期のことだったのかもしれない。人の記憶や思い込みというものは、実にいい加減なものである。
こんなことを書くのは、展示会場であるギャラリーTETOKAのWEBが『なりそめ』について触れていたからだ。
マジックコバヤシさんが、やまうちさんのことを書いた紹介文に私のことが載っていた。
早い話が、マジックさんは、うちのサイトでやまうちさんを知り彼に興味を持ったとのことで、とのだちのともだちは…のテレフォンショッキングのようなつながりなのだった。
jp.omolo.com/?p=3023
やまうちさんは、縄文やら土偶の専門的な話をまーさんにしていたけれど、私は主に、
「焼くのに6時間かかること、河原で焼くので付きっきりでいなければならないこと、なので暑い。この時期めっちゃ熱い」
という話に食らいついた。
「殺人猛暑」と週刊誌が煽っている今年、想像だけでも倒れそうだ。
TETOKAには初めて行った。
このプレート(肉・魚・野菜とカンペキ)にカレーやごはんがついて、1,000円。
ボランティア並みだ。
内容と料金だけでも良心的なのはわかるのだけれど、接客力というか気遣いが、かつて経験したことないほどのレベルでじわじわときている。
ガムシロひとつとってもこうだ。
ふつうの店では
「ガムシロ多めにください」
と言うと、95パー2コでくる。
本当は4つ入れたいところだが、悪いというのもあるし、どうせ怪訝な顔をされてしまうので
「すみません、あと1コ…」
と遠慮がちに言わなければならない。
ところがテトカは、「多め」という私の希望に5つで勝負に出た。
しかも私が4つめのフタをあけていると
「あら。足りない? もっと持ってきます?」
と言う。
そんなことを言われたのは生まれて初めてで、ボクは感動の涙を……。
まぁ流しませんでしたけど。
さらに、メニューにケーキの文字を見つけ、
「ケーキあるんですか?」
と訊いたら、「今日はないけど」と、ちょっとなんだかよくわからないけどとにかくおいしいお菓子を出してくれた。私に出したからだと思う、ほかの席の人にまで出していた。(軽く感謝してほしい…ほかの席の人……)
しかもこのお菓子はサービスだ。
水代わりのお茶も次々についでくれたがそれもけっきょくサービスだった。
どんなに高級で、完全なホスピタリティのホテルやレストランでも「気づかい」に感動したことはないのに、ここにあった。神田にあった。
おもてなしとひとことで言ってしまえばカンタンだけれど、これは先の先をいく想像力が極まっているといっていい。
他人を不快にさせないように先手を打つ。これはもう性分だから、容易くはマネできない。私のように人の機微にドン感な人間にはとうていムリな話だ。はたして同じ人種だろうかと思ってしまった。
さらに、メニューにケーキの文字を見つけ、
「ケーキあるんですか?」
と訊いたら、「今日はないけど」と、ちょっとなんだかよくわからないけどとにかくおいしいお菓子を出してくれた。私に出したからだと思う、ほかの席の人にまで出していた。(軽く感謝してほしい…ほかの席の人……)
しかもこのお菓子はサービスだ。
水代わりのお茶も次々についでくれたがそれもけっきょくサービスだった。
どんなに高級で、完全なホスピタリティのホテルやレストランでも「気づかい」に感動したことはないのに、ここにあった。神田にあった。
おもてなしとひとことで言ってしまえばカンタンだけれど、これは先の先をいく想像力が極まっているといっていい。
他人を不快にさせないように先手を打つ。これはもう性分だから、容易くはマネできない。私のように人の機微にドン感な人間にはとうていムリな話だ。はたして同じ人種だろうかと思ってしまった。
しかもこの大きめのグラスにはフルヌードのおねえちゃんがついている。
サイコーじゃないか?
ふつーにまた行きたい店ができた。
ありがとうございました。
やまうちたかしさんの展示は、7月末日まで。水曜定休で16時からです。
http://tetoka.jp/
そしてそして、やまうちさんの土偶だけれど、うちのはちみせで取り扱うことが決定しています。
はちみせオープン前、最初に決定したアーティストがやまうちさん。
あの、ネット上のソニンアイドルオタクと私の関係が、こういうカタチでずっと繋がってるのって考えてみたら笑っちゃう。
人の縁とかうさんくさくて考えたことないけど、これがもしかして「縁」っていうのかもしれないね、とかね。
というわけで、8月中旬には告知しますのでよろしくおねがいします。
もう誰も信用できない。
いつも私がちょっとでも違法なことをしようもんなら血相変えて大声で(下手したらスピーカーで)文句言ってくる一派がいる。
南台交番の輩である。
それが、ヤンキーっぽいデカい男が赤信号を渡ったら、
「赤ですよ〜」
とラブソングを歌うかのようにやさしく注意していて三度見してしまった。
三度見した。
警察官にあるまじき行為である。
いつも私がちょっとでも違法なことをしようもんなら血相変えて大声で(下手したらスピーカーで)文句言ってくる一派がいる。
南台交番の輩である。
それが、ヤンキーっぽいデカい男が赤信号を渡ったら、
「赤ですよ〜」
とラブソングを歌うかのようにやさしく注意していて三度見してしまった。
三度見した。
警察官にあるまじき行為である。
というわけでそのほかは本家のハチでどうぞ