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Weekly Teinou 蜂 WomanにUPした記事内テキスト抜粋Blog

緊急地震速報音を作った人は、ゴジラのテーマ曲を作った伊福部昭先生の甥     

昨日、仕事をおっ始めようとパソコンに向かったところ、轟音が聞こえて怯んだ。
マンション内の警報かと思ったら、すぐそばに置いてあったスマホことiPhoneからで、「貴様、そんなでかい音だせるんか。つか何?」とたぶん5秒くらい凝視してしまった。

ミサイルが飛んでくるような勢いの警戒音。
すぐに地震速報だと気づいたけれど、あれはいかにも人間をたじろがせる。後期高齢者、よく心臓発作起こさないな。音を作った人、すごくないですか? 心理学者とタッグを組んだのかもしれない。あの音にビビらない人がいたら頼もしいな…と思ったけれど、慣れというものは恐ろしいもので、四六時中聞いていればビクともしなくなる可能性の方が高い。

こういうときは、何をおいてもTwitterである。
あの音に起こされたという人が散見された。
そっかーすでに寝てる人もいるのかーと思ったらパソコンに向かっている己がバカらしくなってしまった。
その後しばらくTwitterをしていたので、けっきょくはもっとバカバカしい時間を過ごしたことになる。

それにしてもあの音は見事だ。
目覚ましのかわりになるアラーム音を散々探した過去がある私からすると、この音源こそ買ってでも入手したい。やればできるんじゃないか、と、出来の悪い息子だと思っていたけれど意外と頼もしいなと感心している親のように、誇らしい気持ちに満ち足りていた。

一夜明け、冷静な脳で考えてみたら、やればできるけどあえてやらない息子ことマイiPhoneにはかわいさ余って憎さ百倍。いやちがう。そもそもかわいくはない。かわいさ皆無。「無」の最高位。音出さないならとっとと捨てるぞと言いたいところだが、そんな潔いことができるはずもない。便利の塊を手放せないただの現代人になってしまったな。



余談というか、このアラーム音ではなくてテレビ局の緊急地震速報音は東大名誉教授が作ったとのこと。ゴジラのテーマ曲を作った伊福部昭先生の甥にあたる。なるほどねーと思った。なにがなるほどなんだかわからないけどそう思うことってありませんか? 私はあります。今です。