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Weekly Teinou 蜂 WomanにUPした記事内テキスト抜粋Blog

20代の宿敵 モナリザdis子は本当に平成生まれなのか?   

本日、赤いセーターにドピンクのカーディガンを着て出社した。
変わった服装をしているという自覚はゼロだったけれど、近くの席の人たちから
「こんな組み合わせする人いない」
「ありえないw」
「赤とピンク〜!」
苦笑!
と散々言われていた。
まあそれほど驚くべきことではない。

ところが、その様子を、少し離れた席からじーっとみていた20代デザイナーがいる。
なんというか、鼻から下はパソコンの陰に隠れて見えないのだが、目から上だけ見えるので、いかにも「みている!」という感じなのだ。
しかもモナリザのような髪型をしているから「モナリザが見ている!」とつい思ってしまう。いや、べつに思わない。なんでこんなくだらないウソをついてしまったのか。どうでもいいか。

で、我々30後半、40代、50代でじゃれていたようすを、モナリザが凝視していたわけだ。
「何か言いたいことあるんですか」
と聞くと、
「それって昭和のピンクですよね」
とdisってきた。
前々から思っていたが、モナリザは私をディスらせたら天下一品である。というかクチをひらけばディスってくる。何か話していてディスられないまま完結すると「え」と調子が狂ってしまうようになってしまった。20数年しか生きていないのに、私をディスるとはいい度胸だけれど、敵は敵で、話しながらもどうやらディスり材料を探しているフシもある。なんだよサービス精神かよ。

関係ないけど、モナリザはいつまでたってもKちゃんと「ちゃん付け」で呼ばれることが不服らしく、「早くKちゃんって呼ばない人が入社しないかな」とか言っていた。私もサービス精神においては負けてはいない。
「おいディスりのK子」
と言ったらなにげにうれしそうだったので
「私のことはアソビちゃんと呼べ」
と言ったらシカトしていた。

それもいつものことなのでまあいいとして、そうだ。今日から名前をdis子とする。さっき決めたんだった。
なんだよdis子、昭和のピンクって。dis子生まれてなかったろう。

dis子は定時に帰るモナリザだ。退社後またそのピンクの話題になり、「しかしなんなんだよ昭和のピンクって……」と話していたら、隣の40前半が「あれですよね、昔のオモチャというか……」と言う。
「ああ、あれか。なんだっけ、押すとパコパコってやつね」
と会話して、いつもの私のアレで話は終わったのだが、考えてみれば
昭和・ピンク・パコパコ
ちょっと卑猥な響きもありますね。
ところで私が言いたかったパコパコですが、今思い出したけどセルロイドでした。

はっ!
もしかしてこれ?



そうだ、きっとそうだ。
たしかに私が着ていたカーディガン、まったくこの色!

上記一連をサクッと140文字にまとめてツイートしたあと、私は今日見かけた昭和をまたツイートした。

dis子よ、しかと見るがいい。これが昭和というものだ。




しかもモナリザディス子の言うことは、この起き上がり人形を見ればあながちまちがいではなかった。

あいつ、本当に平成生まれなのか?
この件は、しばらく研究材料とさせていただきます。
ご期待ください。