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Weekly Teinou 蜂 WomanにUPした記事内テキスト抜粋Blog

他人のかわいい 自分のかわいい

 

某日

髪の毛をさらに染めた。
ドピンクだ。



しかもおさげ。
近所のガキどもに、「ピンクのババア」とキチガイ扱いされているといいな。

広くモテたい女子には、極端なヘアカラーはオススメしないし、派手な服やモードなファッションも避けたほうがいい。
ふつうの髪型、ふつうのファッション、ふつうの言動がモテます。つまらないけれど。

ピンクといえば、フェミ的な視点から、ピンクは女のカラーではないぞ論争などがたまに勃発するけれど、はぁ…ごくろうさまですという気持ちである。
かわいいものはかわいい。
ブラックだってかわいいものはかわいい。

わたしは男子が身につけるピンクが好きなのだけど、その真髄には「女子カラーと思われがちなピンクを平気で身につける男子がよい」という気持ちもある。
なので、この気持ちも、ある意味わたしの性差別なのだろう。

生まれたての赤ん坊を見ればわかるんだけど、男の子はやっぱり力強く足腰がガッチリしている。力も強い。女の子はふにゃっとやわらかくて、抱き心地が良い。

差別はきらいだけど、男女まったく平等かというと、それはちょっと極端すぎると思うところもある。だって重たいものは持ってもらいたいし。




かわいいをつくる


ところで。

わたしはカラスを心の底からかわいいと思っている。見かけるたびに胸がキュンとなる。カラスに襲われたいくらい好きだ。
ところがカラスは一般的に嫌われ者とされている。
そのことに異論はないけれど、とにかくわたしは好きなのだ。

そういうことで、広く認識されているところの「かわいい」がいまいちよくわからなくなったのでこういうものかな? と作ってみたパスケース



犬は好きだが、マルチーズもチワワもかわいいと思わない。
大きければ大きいほど、愛おしく思う。

自分はかわいくないと思うけれど、一般的にはかわいいのではないですか? というモノを作るのはわりとたのしかった。しかし、さっぱり売れない。

これは手を抜いているけれど、今度は本気で取り組んでみようと思う。




某日

はちみせでは1,000円以上の買い物にオリジナルのレジ袋がつく。
今は「読むレジ袋」だ。
このアイデアも気に入っていたけれど、すでに次のデザインがワクテカなので早く作りたい。

でもまだ1,000枚近くある。
早く無くしたいので、みんないろいろ買おう。

レジ袋、オカンに折ってもらったら、こわいほどビッシリと折って詰め込んできた。
なので、今ならきとんと折りたたんだレジ袋がお手元に届きます。



こんな几帳面な女からわたしのようなガサツな人間が生まれたのだろう。




某日

わりと近所に、小料理屋というか居酒屋というか、そんな店があるらしく誘われて行った。

大将がひとりでやっている。
「何々県のなんとか」と言いながら料理を出してくるので、おそらく食材にはこだわりがあるのだろう。
ひねくれものではない人間の脳は、ウンチクや金額で料理のおいしさが若干左右される傾向にあるけれど、わたしはといえばひねくれものなので、その過剰なこだわりが恐ろしかったりする。
こだわりすぎる人間がちょっとこわいのだ。

頑固オヤジは職人気質ということであれば好物である。もちろん旨くなければ話にならないけれど、その頑固さに理由があるならば変人っぽくて好きだ。

けれどもその店は、頑固というよりもあくまで上から目線で、女性客の上位に立って支配しようとする傾向が散見された。なににつけても偉そうなのだ。

日本酒のメニューは「ないよ」といい、日本酒はあるけど何があるか教えないと言う。「おしえない」のである。そのうえ「(日本酒の銘柄を)聞いたってどうせわからないでしょ」と言わなくていいことまで言ってくる。
(友人はかなりの日本酒通だけれど、もちろんそんなことは微塵もださない)
そのご自慢の日本酒、品揃えもたいしたことはなく、料理もこだわりにしては総じて旨くもなかった。

それにしてもひどい店だったな……と思って食べログなどを見たら、絶賛されているのでおどろいてしまった。あれは一種のまやかし、洗脳である。N国の立花に票を入れてしまう類のものだ。

そこでまた、新宿御苑のO84は本当の本当にサイコーですよね……という思いを強くした。

そのあとカラオケに向かうために商店街をタラタラ歩いてたら、向井秀徳がチャリに乗ってブツブツ言いながら走ってた。
偏見だけれど彼もきっと頑固であろう。
ヤバいオッサンっぽくて大変よかった。