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Weekly Teinou 蜂 WomanにUPした記事内テキスト抜粋Blog

【う】といえば?

本日は『う』。

まだ『う』かあ……。
いつまでかかるんでしょうか、この50音お題。
 
【うんこ】

(via Behold, A Glorious Inflatable Turd Sculpture)
 
うんこを幼少期からさか上りたいと思う。
私が3歳くらいの頃だったろう。道でうんこをして、長い棒(竹だったと思う)の先に付け、それをまた皆に付け回すという『うんこ大立ち回り』をして良く遊んでいた。ある時それがバレ、万福寺幼稚園の副園長先生が泣きながらばあちゃんに報告しにきたことがある。怒られた記憶はないが、ばあちゃんもまた泣きながら東京に離れて暮らす私のオカンに電話していたところまで鮮明に覚えているのでそれから先は『うんこ大立ち回り』はしなかったようだ。
それにしても、この遊びを思い出す時いつも思うのは、さすがの私も自分のうんこを自分の指ですくって付けることはしたくなかったんだな、という事だ。私はあの頃から小学低学年まで多分頭がおかしかったんだろうと思ってきたが、なかなかどうして、長い棒につけて自分の身を守るという事だけはしていたようなので、そこまでバカではなかったのかもしれない。

小学校以降は大した事件はなかった。
ただ、書店に足を運んだ際に突如こみあげる便意を『青木まり子現象』というように、私もまたネットを巡回していて、更新意欲の湧くいいネタを発見するとこみあげてくるものがあるのだ。いや、現実にはこみ下がるのか。この便意で判断する場合もさえある。

私は物欲というモノがほとんどないので、書店でも大型スーパーでもそういった現象はまず起こらないのだが、音楽好きはレコード店で、ファッション好きは洋品店で勃発するという。
息子のオンは、スーパーのお菓子売り場で必ずもらしていた。私はお菓子売り場という夢いっぱいの食べ物の前にポロリと落とされた小さな便を拾い、怒ることもせずオンをわきに抱えて一目散で車に戻ったものだった。ああ、『青木まり子現象』だ……と思いながら。

うんこはなぜ忌み嫌われ下品とされるのだろう。宇宙人でもない限り、誰だって排出されるものなのに、なぜうんこを挙げ奉る『うんこ教』がないのだろうと考える時がある。いや、ない。今思いついただけだ。理由はすぐに分かった。臭いからだな。うんこが人を惹きつけ陶酔させる匂いを持ち合わせていたら、この世の中も変わっていたかもしれない。
 
こちらのコラムは本家ハチの転載になります。
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