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Weekly Teinou 蜂 WomanにUPした記事内テキスト抜粋Blog

台湾備忘録




「台湾、めっちゃおいしいよ〜」
と言われていたのでワクテカだったのだけど、やたらと屋台ばかりを巡って「食」の思い出はそれほど鮮烈ではない。
もう少し、地元の人やリーマンが足しげく通う庶民の味的お店に行きたかった。これはかならずリベンジしたい。しなければ。マスト。




とりあえず、台湾メモを書いておかなければ! とツイートで一番最初に書いたのはトイレットペーパーの話。

水圧の関係かなんかで少し前までトイレットペーパーは流さず、ゴミ箱(フタなし)に捨てる文化があったというけど、最近ではわりと公共の場では流してOKなところも多い。

けれども習慣なんだろう、使用済み(大小)トイレットペーパーがゴミ箱にガンガン捨てられていて異文化だった。異文化いい、わたしは好きだ。くさいけど。



若者が夜中まで元気だった。

深夜1時か2時ごろかな、歩いていたら、暗闇に浮かんでいる場所があって、近づいたら花屋だった。
「夜中に花屋に集う若者、銀座ですか? つかなにごと?」
と思っていたけど、調べたらここは24時間やっている小さなお寺だったらしく、翌日に参拝。受付? のおねえちゃんがやたら親切だった。

中も生花で埋め尽くされていて、やっぱりどうみても花屋っぽかった。

若者は、ヤンキーとか不良というわけでもなさそうなのに刺青をしている男子が多くて、それも好感度高い。なぜかはわからないし、わたしの好感度も意味不明だが。

この、若者の良さってなんだろう……言葉にできないけどなんか……いい……と思っていたら謎が解けた。うっかりリンクしていなかったのだけど、ごはんを食べに行った先が牯嶺街だった。これだ、この雰囲気だ。若者のギラギラとした、けれども退廃的な、なんというかとにかく地味な青春。



食べたあとに、
「え! まさかあの、『牯嶺街少年殺人事件』のクーリンチェ?」
と気づいてコーフンして、そのまま夜の街を探索。

この街は静かで、静かな狂気の気配がして、そして若者がたまに集っていて、独特な台湾の空気を感じた。昼間に建築物を観に大学も行ったり、美術館に併設しているカフェとか行って、それなりにオシャレな彼らも見物して、それはそれで台湾の若者の日常でもあるけれど、よく見る光景でピンとこなかった。やっぱりわたしは夜の街や人が、きっと好きなんだろう。


牯嶺街にあった、家の中をブチ抜いている大木


台湾では有名な観光地に行ったけど、そこは「映え」ってことで、ザ・観光になっていたので刺激がゼロ。それよりも近くに廃墟ビルがあったのがなによりも収穫だった。ザ・潜入である。









潜入した時は誰もいなかったのに、出て行く時には下に若者たちがいて絡まれるなどしたけど、いい笑顔だった。

あとで調べてみたら、わりと有名なのアートスペースっぽくてやや萎えた。けれどもこの旅で一番コーフンしたのはやっぱりここだったかな。



台中巨大廃墟・千越大樓は最高のART SPACEだった話【台湾十大鬼屋】


海外旅行に行っても、出会った犬の話しかしないしたぶん覚えていない息子のオンに写真を見せていたら、やはり食いついてきたのはこの写真だった。



またもや同級生らメインで行ったのだけど、伊藤ちゃんがあまり写真に入らず、ファンの方から苦情がありました。インスタには旅の写真あげてるけど、伊藤ちゃんはたしかに少ないです。



なんかね、顔出しNGの人たちがいると、なぜか伊藤ちゃんもマネしたがるんですよ……。

というわけで、ざっくりまとめて一言で台湾の感想述べよと言われたら……



めっちゃ暑かった


また行きます。